頭のフケとかゆみを減らす秘訣
主な原因は脂
頭皮は皮脂の分泌量が多く、皮脂が過剰になるとマラセチア菌やアクネ菌、ブドウ球菌などが増殖します。それらの菌類は皮脂を食べて、脂肪酸を生成します。その脂肪酸が頭皮を刺激して、激しいかゆみや湿疹が出ます。とくにマラセチア菌という真菌が増えると、フケが急増します。これが「脂漏性湿疹」です。
こうなると思いっきり掻いてしまったり、洗髪するときに爪を立ててガシガシ洗ったりして、頭皮から出血するほどになります。こうして傷ができると、さらに菌が増殖して、フケとかゆみが悪化してしまいます。
脂漏性湿疹に効果抜群の薬用シャンプー
脂漏性湿疹を治す最大のポイントは、『脂をしっかり落とす』ことです。
それには、シャンプー選びが重要です。
シャンプーは使われている界面活性剤によって、3種類に大別できます。
- 高級アルコール系
- 石鹸系
- アミノ酸系
「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」が入っている高級アルコール系のシャンプーは汚れや皮脂を落とす力は強いですが、髪や頭皮への刺激が強いので、肌が弱い人には向きません。ちなみに、「高級」とは「炭素数が多い」という意味であって、成分や価格が高級ということではありません。
石鹸系のシャンプーは頭皮への刺激は弱いですが、アルカリ性のため髪がゴワゴワになりやすく、石鹸カスが頭皮や髪に残りやすいといった欠点があります。そのため洗った後、リンスで弱酸性に戻す必要があります。
アミノ酸系のシャンプーは、髪や頭皮への刺激が少なく、弱酸性なのでリンスする必要がありません。
望ましいのは、アミノ酸系のシャンプーです。
なかでも、一番のオススメは「KADASON-薬用スカルプシャンプー」です。99%天然由来のアミノ酸系オイルフリーシャンプーで、マラセチアの抗菌作用も抜群です。
体質研究所の「ロイヤルアメイジングWASH」を併用すると、さらに効果的です。
「ロイヤルアメイジングWASH」は、特殊な電解水が頭皮に浸透して、毛穴に詰まっている脂を除去できるクレンジング液です。頭皮の表面ではなく、頭皮の内部(毛根)をきれいにできます。
「ロイヤルアメイジングWASH」だけでもかなりさっぱりしますが、両方使う場合は、まず「ロイヤルアメイジングWASH」で頭皮の内部の脂を除去して、それから「KADASON-薬用スカルプシャンプー」で表面の脂を除去するとよいでしょう。
効果的な洗髪法
脂漏性湿疹を治すには、「脂をしっかり落とす」ことが重要です。しかし、爪でガシガシ掻くように洗うと頭皮が傷ついて悪化してしまいます。ですから、指の腹で頭皮をやさしく小さく擦るようにして洗うことが大事です。
そして、シャンプーで洗うより時間をかけて、「よくすすぐ」ことが大事です。洗い残しがあると、菌が増殖してしまうからです。
ちなみに、トリートメントは毛髪の水分と油分を補うためのもので、ダメージの多い髪の「毛先にだけ付ける」のが正しい使い方です。髪全体に付けると、頭皮にもトリートメントが付着してしまいます。すると、その成分が毛穴をふさいでしまって、頭皮や毛穴の菌が増殖してしまいます。その結果、頭皮の炎症が悪化してしまいます。
最後に、寝るまでに「完全に乾かす」ことが大事です。生乾きで寝てしまうと、寝ている間に頭が蒸れて、菌が増殖してしまいます。
乾かすのにドライヤーを使う場合は、ドライヤーを髪から15㎝以上離しましょう!
ドライヤーからは通常100℃以上の温風が出ますので、髪が傷んでしまいます。15㎝以上離して、同じ箇所に当て続けないように動かしながら使えば髪のダメージを防げます。
洗髪しすぎると、フケが増える!
シャンプーで洗いすぎると、フケが増えて逆効果になります。なぜかというと、シャンプーで洗うと頭皮の皮脂が減って「ドライ頭皮」になるからです。ドライ頭皮も、フケやかゆみが悪化します。
シャンプーで皮脂が失われた頭皮が元に戻るには、約24時間かかります。だから、シャンプーで洗うのは1日1回(もしくは2日に1回)で十分なのです。